こんにちは!!chikinです!!今日は筋肉痛についての記事をご用意しました!
トレーニングを頑張った翌日、襲い来るあの鈍い痛み…そう、筋肉痛です。「頑張った証拠!」とポジティブに捉えることもできますが、あまりにひどいと日常生活に支障をきたしたり、次のトレーニングへのモチベーションを下げてしまうこともありますよね。
でもご安心ください! 筋肉痛を完全にゼロにすることは難しいですが、いくつかの工夫でその程度を和らげ、回復を早めることができます。今回は、科学的根拠に基づいた「筋肉痛になりにくい方法」を、詳しく分かりやすくご紹介します。
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なぜ筋肉痛は起こるの? そのメカニズムを知ろう
筋肉痛は、正式には「遅発性筋肉痛」と呼ばれ、トレーニング後24〜72時間でピークを迎えることが多いです。そのメカニズムは完全には解明されていませんが、現在有力視されているのは以下の説です。
- 筋繊維の微細な損傷: 筋肉に普段以上の負荷がかかることで、筋繊維にごく小さな傷がつきます。
- 炎症反応: 損傷した筋繊維を修復するために、体内で炎症反応が起こります。
- 浸透圧の変化と浮腫: 炎症によって、筋肉内部の浸透圧が変化し、水分が溜まってむくみ(浮腫)が生じます。
- 神経刺激: これら一連の反応が、痛覚神経を刺激することで「痛み」として認識されると考えられています。
特に、筋肉が伸ばされながら力を発揮する「伸張性収縮(ネガティブ動作)」は、筋肉痛を引き起こしやすいと言われています。例えば、スクワットでしゃがむ動作や、ダンベルを下ろす動作などがこれにあたります。

筋肉痛になりにくい「賢い」トレーニングの進め方
筋肉痛を和らげるためには、トレーニング中の工夫がとても大切です。
ウォームアップとクールダウンを徹底する
- ウォームアップ(準備運動): トレーニング前に、軽い有酸素運動(5〜10分程度のジョギングやサイクリング)で体を温め、動的ストレッチ(例:腕回し、足上げなど、関節を大きく動かすストレッチ)で可動域を広げましょう。筋肉の血行を促進し、柔軟性を高めることで、損傷のリスクを減らします。
- クールダウン(整理運動): トレーニング後には、ゆっくりと筋肉を伸ばす静的ストレッチを行いましょう。これにより、疲労物質の排出を促し、筋肉の緊張を和らげる効果が期待できます。
徐々に負荷を上げていく「漸進性過負荷の原則」
いきなり高負荷のトレーニングを行うと、筋肉へのダメージが大きくなり、激しい筋肉痛につながります。トレーニングの原則である「漸進性過負荷の原則」に基づき、少しずつ負荷(重さ、回数、セット数)を上げていきましょう。
- 最初のうちは軽めの重量・回数から: 特にトレーニングを始めたばかりの方や、久しぶりに運動する方は、普段よりも軽めの負荷からスタートし、体が慣れてきたら徐々に上げていくのがおすすめです。
- 同じ部位ばかり鍛えない: 特定の筋肉群ばかり集中的に鍛えると、その部位に負担が集中してしまいます。全身をバランスよく鍛えるローテーションを組むなど、工夫しましょう。
水分補給を怠らない
トレーニング中の水分補給は、脱水症状を防ぐだけでなく、筋肉の機能維持にも重要です。脱水状態では筋肉のパフォーマンスが低下し、損傷しやすくなる可能性があります。
- トレーニング前・中・後にこまめに補給: 喉が渇く前に意識的に水分を摂りましょう。水だけでなく、スポーツドリンクも効果的です。
トレーニング後のリカバリーが筋肉痛を左右する!
トレーニング後の体のケア、つまり「リカバリー」が筋肉痛の軽減には非常に重要です。
栄養補給は「ゴールデンタイム」を意識!
トレーニングで損傷した筋肉を修復するには、適切な栄養素が不可欠です。
- タンパク質: 筋肉の材料となるタンパク質は、トレーニング後30分〜1時間以内、いわゆる「ゴールデンタイム」に摂取するのが理想的です。プロテイン、鶏むね肉、卵、魚などが良いでしょう。
- 炭水化物: 筋肉のエネルギー源となるグリコーゲンの枯渇を防ぎ、回復を早めるためには、炭水化物も重要です。おにぎりやバナナなどをタンパク質と一緒に摂るのがおすすめです。
- ビタミン・ミネラル: 筋肉の代謝をサポートし、疲労回復を促すビタミンB群、C、E、そしてマグネシウムや亜鉛などのミネラルも意識して摂りましょう。
質の良い睡眠で回復力アップ
睡眠中に成長ホルモンが分泌され、筋肉の修復や疲労回復が促進されます。
- 7〜8時間程度の睡眠を確保: 質の良い睡眠を十分にとることで、筋肉の回復力を高めることができます。
- 睡眠環境を整える: 寝る前にカフェインやアルコールを控える、寝室を暗く静かにするなど、快適な睡眠環境を整えましょう。
アクティブリカバリーとパッシブリカバリー
- アクティブリカバリー(積極的休養): 軽い運動で血行を促進し、疲労物質の排出を促す方法です。ストレッチ、ウォーキング、軽いジョギング、サイクリングなどが該当します。完全に休むよりも、適度に体を動かす方が回復が早まることがあります。
- パッシブリカバリー(受動的休養): 完全に休むこと。睡眠、入浴、マッサージなどがこれにあたります。体が非常に疲れている時や、重度の筋肉痛の時には、こちらが効果的です。
温める・冷やすの使い分け
- 温める(入浴・温湿布など): 筋肉痛になったら、血行を促進するために温めるのが効果的です。湯船にゆっくり浸かる、温湿布を貼るなどが良いでしょう。血流が良くなることで、酸素や栄養素が運ばれやすくなり、老廃物の排出も促されます。
- 冷やす(アイシングなど): トレーニング直後の「炎症」が起こっている可能性のある時期に、一時的に冷やすことで炎症を抑える効果が期待できます。ただし、冷やしすぎると血行が悪くなるため、長時間冷やすのは避けましょう。基本的には、筋肉痛の「痛み」を感じ始めたら温める方が良いとされています。
マッサージやストレッチ
- マッサージ: 筋肉の緊張をほぐし、血行を促進する効果があります。セルフマッサージや、フォームローラーなどのツールを使うのもおすすめです。
- 静的ストレッチ: 筋肉痛がある時に無理に強く伸ばすと、かえって悪化する可能性もあります。ゆっくりと呼吸に合わせて、気持ち良いと感じる範囲で筋肉を伸ばしましょう。
筋肉痛はトレーニングの「サイン」!
筋肉痛は、体が「もっと強くなろう」と修復・成長している証でもあります。しかし、必要以上に辛い思いをする必要はありません。今回ご紹介した方法を実践することで、筋肉痛を賢くコントロールし、より快適で継続的なトレーニングライフを送ることができるはずです。
もしあまりにもひどい筋肉痛が続く場合や、痛みが悪化するようであれば、無理をせず医師や専門家に相談することも大切です。
さあ、今日から賢い筋肉痛ケアを始めて、理想の体を目指しましょう!