こんにちは!!chikinです!!
「昨日頑張ったから、今日は体がバキバキだ…」
運動やトレーニングをした翌日〜数日後にやってくる、あのつらい筋肉痛。これは、体を鍛えている証拠とも言えますが、日常生活に支障をきたすほどの痛みは避けたいですよね。
この記事では、筋肉痛が起こるメカニズムから、痛みを早く和らげるための具体的な対処法、そして予防のノウハウまでを徹底解説します。
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筋肉痛はどうして起こる?メカニズムを理解しよう
一般的に「筋肉痛」と呼ばれるのは、運動後しばらく経ってから現れる**「遅発性筋肉痛(DOMS)」**です。かつては疲労物質である「乳酸」が原因とされていましたが、現在の定説は異なります。
📌 最新の定説:筋繊維の「微細な損傷」と「炎症」
現在の主な定説では、筋肉痛の原因は以下のプロセスで起こると考えられています。
- 筋繊維の損傷: 慣れない運動や強い負荷がかかると、筋肉を構成する細い繊維(筋繊維)に、目には見えないほどの**微細な傷(損傷)がつきます。特に、筋肉が引き伸ばされながら力を発揮する伸張性収縮(ネガティブ動作)**で起こりやすいです。(例:重りをゆっくり下ろす、坂道を下る)
- 炎症反応の発生: 傷ついた筋繊維を修復するために、体内で炎症反応が起こります。
- 痛み物質の生成: この修復・炎症の過程で、ブラジキニンなどの痛みを生じさせる化学物質が生成されます。
- 痛みの発生: この痛み物質が周りの知覚神経を刺激することで、「痛い」と感じるのが筋肉痛の正体です。
つまり、筋肉痛は**「筋肉が傷つき、それを修復している途中」**のサインなのです。
筋肉痛が起こったときにすべきこと【対処法】
筋肉痛になってしまったら、痛みを長引かせないように、適切なセルフケアで回復を促しましょう。
患部を「温める」または「冷やす」
対処法は、筋肉痛の時期や症状によって使い分けましょう。
| 症状 | 対処法 | 目的 |
| 急性期(痛み始め〜1〜2日)で熱感・腫れがある場合 | 冷やす(アイシング) | 炎症を抑え、痛みを緩和させる。 |
| 熱感がなく、重だるい、こわばりがある場合 | 温める(入浴・蒸しタオル) | 血行を促進し、老廃物や痛み物質の排出、栄養の供給を促す。 |
特に、ぬるめのお風呂(38〜40℃)にゆっくり浸かるのは、全身の血行が良くなり、心身のリラックスにも繋がるため、非常におすすめです。
軽い「ストレッチ」と「マッサージ」
筋肉を優しくほぐし、血流を促すことが大切です。
- ストレッチ: 痛む部分を反動をつけず、ゆっくりと気持ちいい程度に伸ばしましょう。無理に強く伸ばすと、かえって筋繊維を傷つける可能性があるため注意が必要です。
- マッサージ: お風呂上がりなど体が温まっている時に、優しく揉むことで血行が促進されます。痛みが強い場合は避け、手のひらなどでなでるように行うだけでも効果が期待できます。
「栄養」と「休息(睡眠)」をしっかり取る
筋肉の修復には、材料と時間が必要です。
- 栄養補給: 傷ついた筋繊維の修復を早めるタンパク質(肉、魚、卵、大豆製品など)と、エネルギー代謝や疲労回復を助けるビタミンB群、抗酸化作用のあるビタミンC・Eなどを意識的に摂取しましょう。
- 十分な睡眠: 筋肉の修復を促す成長ホルモンは、深い睡眠時に多く分泌されます。最低でも7〜8時間の質の良い睡眠を確保することが、何よりも重要です。
筋肉痛を避けるための【予防ノウハウ】
筋肉痛を完全に無くすことは難しくても、その程度を軽くしたり、発生を防いだりすることは可能です。
ウォーミングアップとクールダウンを徹底する
- ウォーミングアップ(運動前): 軽い有酸素運動や、動的ストレッチ(ラジオ体操のように体を動かしながら行う)で体温を上げ、筋肉の柔軟性と血流を改善し、損傷を防ぎます。
- クールダウン(運動後): 運動後の緊張した筋肉をゆっくりと伸ばす静的ストレッチを行い、血流を促して疲労物質の排出を助けます。
運動負荷は「段階的」に増やす
久しぶりに運動をしたり、筋トレの強度を急に上げたりすると、筋肉痛になりやすくなります。
- 少しずつ慣らす: 運動強度や回数は、徐々に上げていくことを意識しましょう。
- 繰り返し効果: 同じ部位に適切な負荷をかけ続けると、筋肉は耐性がつき(繰り返し効果)、同じ強度では筋肉痛が起こりにくくなります。日頃から適度な運動習慣を持つことが最大の予防策です。
運動前後の「水分補給」を忘れずに
運動で汗をかくと、血液中の水分が減り、血行が悪くなります。
血行不良は筋肉痛の原因物質の排出を妨げるため、運動中はもちろん、運動の前後にもこまめに水分補給をすることで、筋肉痛の予防・軽減につながります。
まとめ
筋肉痛は、あなたが頑張って体を動かした証拠です。痛みの原因を知り、適切な対処法と予防ノウハウを実践することで、回復を早め、より効率的なトレーニングを続けましょう。
筋肉痛が1週間以上続く場合や、腫れや痛みが激しい場合は、ケガや他の病気の可能性もあるため、無理せず医療機関を受診してくださいね。
